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“もへい餅”を村の新たな名物に!周りの人たちと幸せを分かち合いながら生きていきたい。

2023.06.29

河合陽子さん

高知県日高村地域おこし協力隊2年目(2023年6月現在)愛知県瀬戸市から夫と2人で移住し、2022年4月に協力隊に着任。「キッチンカーを利用した地域おこし」をミッションに、日高村の農産物や自身で栽培したお米や野菜を使ったお料理を提供するために活動中。

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Q:移住される前はどのようなお仕事をされていたのですか?
A:ベーグル専門店を13年やっていました。

ベーグル専門店を始めたきっかけは偶然でした。私が3人目の子を妊娠した時に、気持ち悪くてなかなか食べられるものがなかったんです。そんな中「ベーグルが食べたい…!」と思い立って、夫にお願いしたら一度も作ったことなんてなかったのに、ネットで作り方を調べながらベーグルを作ってくれました。それが、本当に美味しくて。

初めてにしては手つきも良かったので「この人センスあるぞ!」と直感で思いました(笑)最初はベーグルをたくさん作って友達にあげていたら、口コミで少しずつ広がっていって、気がついたらベーグル屋さんを始めることになって13年間続けていました。

Q:田舎への移住を考えたきっかけは何ですか?
A:何かあった時のために、自給自足の生活をしたいと思ったんです。

2011年東日本大震災が起こった当時、私は愛知にいましたが、現地ではスーパーから物はなくなり、電気も使えなくなり、生活がままならない状況が報道がされていました。それを見て私たちも、いつ天災に見舞われるか分からないなと。そうなった時に備えて、太陽と土と水があり、自分たちの力だけで生きていける場所で暮らしたいと思うようになったんです。

それがベーグル屋さんをオープンしてから3年目のことでした。当時はお店が軌道に乗っていたこともあって、やめるタイミングがなく、自給自足の生活をしたいと思いながら、その後もお店を続けていました。

しかしお店を始めて13年目。毎日ベーグルを作っていた夫が、小麦粉を吸い込むことでの小麦粉アレルギーになり、体調を崩してしまったんです。これを機にお店をたたんで、自給自足の生活を求めて2人で移住先を探し始めました。

Q:数ある自治体の中から日高村を選んだ理由を教えてください。
A:温かく親切な人たちばかりで感銘を受けて、直感的に「ここに住みたい」と思ったんです。

淡路島、和歌山、岡山、広島、徳島など気になる土地を実際に訪問して、3年かけて移住先を探していました。

そんな中、徳島で出会った方に、移住をするなら地域おこし協力隊という制度を使うといいよと勧めていただいたんです。地域おこし協力隊という制度自体のことをあまり知らなかったのですが、3年間という任期の中で新しいことに挑戦できる、面白そうだなと地域おこし協力隊の求人を探し始めました。

その中で高知県日高村の地域おこし協力隊の求人に出会いました。他の地域おこし協力隊にはないような様々なミッションがあり、面白そうだなと思って、日高村に行ってみたんです。

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その際に役場の方や先輩移住者と出会い、温かく親切な人たちばかりで感銘を受けて、直感的に「ここに住みたい」と思いました。家に帰ってすぐ、日高村の地域おこし協力隊の願書を書いて出しましたね(笑)


Q:実際に協力隊に着任してから、どんなことに取り組んでいますか?
A:“もへい餅”という新しい新名物をつくりたいと思っています。

まず1年目は私が日高村のことを知ること、私のことを村民の皆さんに知ってもらうこと、暮らしに馴染むことを目標にしていました。

村内のいちご農家さん、トマト農家さん、ハーブ農家さんのところなどで収穫や草むしりのお手伝いをしたり、木の駅ひだかでまかないご飯を作らせてもらったり、サロンに参加させてもらったりと、幅広く交流を重ねてきました。

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2年目の今年は“もへい餅”を日高村の新名物にすべく、村内外関わらずどんどんイベントに出店したいと思っています。もへい餅とは、中部地方の名物の五平餅と、日高村に伝わる伝説の忍者茂平を掛け合わせた餅のことで、私が勝手に考えました(笑)

茂平は日高村にある猿田堂で修行をし、豪商・豪農から金品や米などをかすめとり、貧しい人々にわけあたえていた忍者のこと。

その話を聞いた時にピンと来て「五平餅×茂平!“茂平餅”を作ろう!」と思ったんです。私自身も「自分だけが幸せになるのではなく、周りの人たちと幸せを分かち合いながら生きていきたい」と思っているので、まさにこれだ!と思い開発を始めました。

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何度も試作を重ねて、いろんな人に食べてもらい感想をもらって作ったのが、お米で作った餅に、日高村でつくった“さんさんみそ”と、日高村産の落花生などで特性のあまじょっぱいタレを塗って、炭火で焼いた“もへい餅”。

ついに2023年のゴールデンウィークにイベントで初めて“もへい餅”を販売しました!実際に販売してみて、食べやすさや値段など、まだまだ改良していく必要がありそうです。

Q:日高村の好きなところを教えてください。
A:あたたかくて親切な方がたくさんいるところ。

日高村の皆さんが、とてもあたたかくて親切なところが好きです。皆さん、私の活動を応援してくださったり、ご近所さんも野菜をお裾分けしてくださったり、気にかけてくださったりとお世話になっています。

受け入れてくださる皆さんに感謝いっぱいです!

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写真:日高村地域おこし協力隊 加藤愛子

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