「スーパーJチャンネル」で放映!お母ちゃんのおせっかいで村の困りごとを解決する「NPO法人わのわ会」に密着取材!
2023.05.11
高知県日高村を拠点に活動している「NPO法人日高わのわ会」が、テレビ朝日 5月4日放送の「Jの追跡」に登場しました!事務局長の安岡千春さんを特集した、15分番組です。
3週間にわたり、安岡千春さんに密着され、日高わのわ会の活動、それに関わる人を撮影されました。今回は放送された特集内容をお届けします!
フルーツトマト×味噌の万能調味料が大ヒット
日高村は高齢化や人口減少に悩む小さな村。そんな小さな村でできた「とまとみそ」が大ヒットしています。特産品であるフルーツトマト、味噌、高知県のかつお節でつくった万能調味料。高知の物産展でも行列ができるほどの人気です!
「とまとみそ」村の困りごとから生まれました。
「収穫全体の2割程度が“ハネ品(規格外)”なんですよね。トマトを廃棄するにもお金がかかる。20~30kgどんと持っていっても受け入れてくれますので助かります」。
味は変わらないのに、形が悪いだけで廃棄されていた規格外トマトを、地元農家12軒から買い上げ活用しています。その量はなんと年間12t。農家の収入にも貢献しています。
この事業を行なっているのは、地元の子育て世代のママさんたち。商品の製造から箱詰めまですべてママさんたちが行なっているんです。トマトの湯むき作業も全て手作業。愛情がたっぷり詰まっています。
このNPO法人日高わのわ会のリーダーは、安岡千春さん。活動の原点は「困っている人がいたら何かできる方法はないか?という、お母さんの細かいおせっかい」とのこと。元保育士として子育て支援センターに勤務していた安岡千春さんは、ママたちの厳しい現実に直面しました。
「小さい子を抱えている女の人は雇い先がない…」
「お母ちゃんたちも時間がちょっとあるけど、その時間を使うところが無く、子育て中だと働き口が見つからない。働きたくても、働けない。」
そんなママたちが活躍できる場所として、日高わのわ会は生まれました。だから、日高わのわ会が掲げているモットーは「できる人が、できる時間に、できることを」
目をつけたのは、村の小さな困りごとを解決する23の事業
日高わのわ会は日高村の行政だけではカバーをしきれない、高齢者や障害者を支援など23もの事業を展開しています。
その中のひとつが一人暮らしの高齢者の方へのお買い物代行サービスも行なっています。「自分の生まれ育った家でずっと暮らしたいと思っている。その思いをかなえるための小さなサービスを仕事にしていく」そう話す安岡千春さん。
過疎村の理想モデルとして世界も注目!
日高わのわ会のこれらの功績は至る所で評価されています。