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【地域おこし協力隊の勉強会】カフェの開業を目指して。地元の須崎で“次世代のリーダー”に。

高知県日高村では、地域おこし協力隊が月に一度集まり、それぞれの活動の共有や事業の壁打ちを行う勉強会を開催しています。
最近では、「この場で一緒に学びたい」と、高知県内4つの自治体から地域おこし協力隊も参加。
地域を越えて、それぞれの事業や悩みを持ち寄りながら、一緒に考える場になっています。
今回は、須崎市の地域おこし協力隊、市川葵さんの事業をOWWH*のフレームワークを使いながら、壁打ちを行いました。

※OWWH(Objective / Who / What / How)
「誰に、何を、どう届けて、何を実現したいのか」を整理するフレーム

現在、須崎市の地域おこし協力隊1年目で、卒業後の目標は、地域に根差したカフェを開業すること。
目指すのは、地域の人が自分らしく過ごせるサードプレイス。
地域住民が自然と集まり、観光客と地域をつなぎ、新しい交流が生まれる場所をつくりたいという想いがあります。

「カフェをつくること」が目的ではなく、「須崎をもっと好きになる人を増やしたい」というビジョンが活動の軸になっています。

OWWHで整理した3年後の姿

壁打ちでは、「何を実現したいのか」を具体的な目標まで落とし込みました。
3年後の目標として掲げたのは、

・カフェの来店者4,500人以上
・Instagramフォロワー3,000人以上
・年間12回以上のイベント・企画出店

一方、直近の目標としては
・間借りカフェ1日24名以上の来店
・Instagramフォロワー1,000人以上
・年間2回以上のイベント出店

といった現実的なステップも設定しました。
長期目標だけでなく、今取り組むべき行動まで整理できたことが大きな成果でした。

見えてきた課題

目標が明確になる一方で、課題も整理されました。現在の定期的に開催している間借りカフェは収支がほぼゼロ。
卒業後も継続できる事業にするためには、

・改修費
・固定費
・売上
・利益

などを具体的に試算し、「事業として成立するか」を考えていく必要があります。
また、「地域住民」と一言で言っても、

・誰に来てほしいのか
・どんな時間を過ごしてほしいのか
・どんな言葉をもらえたら成功と言えるのか

まで掘り下げて考えることも、今後のテーマとなりました。

カフェはゴールではなく"手段"

今回の壁打ちで最も印象的だったのは、「カフェは目的ではなく、地域を盛り上げるための手段」という考え方です。

本当に実現したいのは、
・若い世代が集まる場所をつくること
・地域と観光客をつなぐこと
・須崎を好きになる人を増やすこと

そのためにカフェという手段を選ぶ。
この軸が明確になったことで、活動の方向性もより整理されました。

「葵ちゃんがいるから行きたい」と言われる存在へ

壁打ちでは、「ファンコミュニティ」についても深く話し合いました。
目指すのは、「このカフェだから行く」ではなく、「葵ちゃんがいるから行く」と言ってもらえる存在になること。
ロールモデルとして名前が挙がったのは、同じ須崎市内で味噌・醤油の醸造所を営むマルキョー醤油のかなこさん。

「何かあれば相談したくなる」
「新しいことを始めるなら応援したくなる」

そんな地域に愛される存在を目指していきます。
そのためには、自分の活動だけでなく、「まずは自分が誰かを応援する」という姿勢も大切であることを確認しました。

これから2年間の挑戦

今後は、新しく整備される須崎市の図書館内スペースを活用し、週2〜3回のカフェ営業を予定しています。
ここで目指すのは利益だけではなく、
・認知を広げる
・ファンを増やす
・集客実績を積み重ねる
こと。

さらに将来的には、
・ポップアップショップ
・ワークショップ
・イベント開催
など、地域の人が気軽にチャレンジできる場所としても活用していく構想です。

市川さんは今回の壁打ちと通して「カフェを開きたい」という夢を整理するだけではなく、
「何のために、その事業をやるのか」という原点を改めて確認する時間となりました。
ビジョンに共感する仲間やファンを増やし、地域から応援される事業へ。
「地域に根差したカフェ」が、須崎の新しい交流の場を作っていく。
市川さんのこれからの挑戦が楽しみです。

日高村地域おこし協力隊の勉強会の様子は、これからも引き続きお届けしていきます。

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