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【地域おこし協力隊の勉強会】合同会社FUngo 事業の壁打ち会

高知県日高村では、地域おこし協力隊が月に一度集まり、それぞれの活動の共有や事業の壁打ちを行う勉強会を開催しています。
最近では、「この場で一緒に学びたい」と、高知県内4つの自治体から地域おこし協力隊も参加。
地域を越えて、それぞれの事業や悩みを持ち寄りながら、一緒に考える場になっています。
今回のテーマは、高知県東部にある奈半利町の合同会社FUngoの井出風之介さん、實重優さんの事業。

OWWH*のフレームワークを使いながら、事業の壁打ちを行いました。

現在協力隊3年目。
やりたい事業は多くある中で、今回は地域商社を軸にした構想について発表が行われました。
※OWWH(Objective / Who / What / How)
「誰に、何を、どう届けて、何を実現したいのか」を整理するフレーム

奈半利町の課題
今回の壁打ちでは、まず奈半利町が抱える課題について共有が行われました。
協力隊として活動する中で感じていることとして、

・地元食材を食べられる場所が少ない
・「奈半利に来たらこれ!」と言えるコンテンツが少ない
・一次産業は盛んだが地域内で十分に循環していない
・登録有形文化財の家屋が多く残る一方で活用しきれていない

といった現状が挙げられました。
地域資源はあるものの、それらが観光や体験、地域の魅力として十分につながっていないことが大きな課題として共有されました。

そのため、”食べる・遊ぶ・泊まる”という一連の流れを作り、奈半利を目的地にすることが必要なんじゃないかという話に。

「奈半利といえばこれ」と呼べる大きなコンテンツを作りたいという話もあり、廃校水族館やモネの庭のような目的地になる場所の例も挙がりました。

高知県東部をイケてるエリアにする
そんな奈半利町で活動する中で、井出さんと實重さんが掲げているビジョンが「高知県東部をイケてるエリアにする」というものです。
ここでいう「イケてる」とは、単におしゃれという意味ではなく、

・デザイン性があること
・クオリティが高いこと
・持続可能であること
・地域資源が活かされていること
などを含んだ考え方です。

現在は合同会社FUngoとして、ロゴ制作やデザイン業務を中心に活動しています。しかし二人が目指しているのは、単なるデザイン会社ではありません。
地域の事業者や行政と関わりながら、「なぜそれをやるのか」という部分から一緒に考え、地域全体の価値を高めていく存在を目指しています

また奈半利町には、応援したくなる事業者や面白い人材も少しずつ増えてきており、登録有形文化財の空き家活用など、新たな可能性も見え始めています。
「イケてる」を一緒につくっていく仲間として、地域おこし協力隊の募集窓口や着任後の伴走支援を行い、共にまちづくりを進める仲間を増やしていきたいと話すお二人。

壁打ち会では、「イケてる」という言葉の定義はあるものの、移住者や地域の人たちにどんな想いを持ってもらい、どんな言葉として口にしてほしいのかという点について意見交換が行われました。
「イケてる奈半利町」とは具体的にどんな状態なのか

その姿をもっと深く掘り下げることで、自分たちが本当に目指す地域の未来や事業の方向性がさらに明確になるのではないか、という意見も挙がりました。

さらなる取り組み案
また、地域商社としてこれから取り組んではどうかという案として
・ふるさと納税事業の支援
・パッケージデザイン
・地域グッズ制作
・地域事業者のブランディング支援
などの意見が出ました。すでに事業として始めているデザインを武器に、これらの取り組みで実績を積みながら、行政や地域内外の人や事業者とのつながりを持つことでやりたいことへの近道ができるのではないかという話も出ました。

地域の人と一緒に考えながら、行政とも連携し、“楽しい町”をつくっていく


今回の壁打ちを通して、井出さんと實重さんは、これまで二人の中では当たり前になっていた想いや構想を改めて言葉にすることで、「なぜそう考えるようになったのか」「本当に目指したいものは何か」を見直す機会になったそうです。

奈半利町だけでなく高知県東部全体を視野に入れながら、人や地域資源をつなぎ、「なんだか面白い地域になってきたよね」と思ってもらえる未来を目指していきたいとお話しされました。

一人では気づけない視点や問いを受け取りながら、事業の輪郭を少しずつ磨いていく。そんな勉強会の価値を改めて感じる時間となりました。

地域を面白くしたいという想いを持つ人々が集まり、対話を重ねながら未来を描いていく。その積み重ねが、奈半利町だけでなく高知県東部全体の新しい魅力づくりにつながっていくのかもしれません。
これからのお二人の挑戦、そして「高知県東部をイケてるエリアにする」というビジョンがどのような形になっていくのか、今後の展開が楽しみです。

日高村地域おこし協力隊の勉強会の様子は、これからも引き続きお届けしていきます。

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