北海道のワイナリー「雪川醸造」が、高知県日高村の文旦サイダーを開発! 400本限定で販売
2026.06.02
北海道・東川町にある雪川醸造が、北海道のりんごと高知県日高村の土佐文旦を使ったハードサイダーを400本限定で製造しました。
ハードサイダーとはりんごを発酵させてつくるお酒のこと。ヨーロッパでは日常的に親しまれており、日本でも少しずつ注目が高まっています。
今回のサイダーには、日高村で育てられた土佐文旦が使用されています。北海道と高知。遠く離れた地域がつながり、この文旦シードルが生まれました。
地域の素材を活かしたものづくりを
今回、文旦サイダーを手掛けたのは、北海道・東川町にある雪川醸造の山平哲平さん。
「ワインを特別な日の飲み物ではなく、日常の食卓で気軽に楽しめるものにしたい」という想いでワインづくりを行っています。
北海道・東川町を拠点にしながら、ニュージーランドや南アフリカなど海外でも醸造経験を積み、地域の素材を活かしたものづくりに挑戦しています。

高知との出会いはCLS高知
山平さんと高知のつながりは、「CLS高知」がきっかけでした。CLS高知は、全国で活躍するコミュニティ運営者やクリエイター、企業人などが、高知に集まって交流するイベント。"課題先進県"とも呼ばれる高知で、地域の未来や新しい挑戦について語り合う場として開催されています。
山平さんはCLS高知への参加をきっかけに高知へ何度も足を運ぶようになり、多くの人とのつながりができました。その中で「高知の素材を使って何かできないだろうか」と、今回のサイダーづくりのスタート。
「『りんごに柑橘を合わせたい』というアイデアから、高知の柑橘といえば柚子だろうと、当初は柚子を使ってサイダーを作るつもりでした」(山平さん)
しかし、高知の人たちに相談すると「土佐文旦が面白いんじゃない?」と紹介されたのが、日高村の山あいで文旦を育てているみちこさん。

「みちこさんが作る文旦の良さを最大限に生かすために、収穫したての酸味が強い文旦を使用しました」(山平さん)
文旦は収穫直後は酸味が強いため、追熟させて甘みを引き出してから食べるのが一般的です。しかし、サイダーにすると甘みは発酵によって消えてしまうため、文旦らしい爽やかな酸味やほろ苦さを活かすために、市場に出回らない追熟前の文旦を使用しています。
文旦らしいほろ苦さとりんごの相性が好評
完成した文旦サイダーは400本。5月には高知市で試飲会も開催され、高知県内のワイナリーとともに多くの方が味わいました。
実際に飲んだ方からは、「文旦らしい香りと苦味が良い」といった声も聞かれ、特に高知の方からは、文旦ならではのほろ苦さとりんごの相性が好評でした。

来年はより多くの人に飲んでもらえる文旦シードルへ
一方で山平さんは、もっと多くの人に飲んでもらえる味わいにするため「今回のサイダーは文旦の皮由来の苦味がしっかり感じられる仕上がりになりましたが、来年は皮の使用する部分や剥き方などを工夫しながら、苦味を少し抑えた味づくりにも挑戦する予定」とのこと。
北海道の醸造家と、日高村の文旦農家。
人と人とのつながりから生まれた今回のサイダーは、地域を越えた新しい挑戦でもあります。来年はどんな味わいに進化するのか、今から楽しみです。
※オンラインでの販売については現在未定です。
販売についてのお知らせは雪川醸造のinstagramからチェックしてください!>
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