【体験レポート】農家の生活を体験「食の向こう側を知りたくて、日高村へ」
2026.04.28
地域に関わる方法は、移住だけではありません。 2拠点生活やワーケーションなど、都会に住みながらでも、“いきつけ”のように通える“いなか”を持ってもらいたい。
そんな想いから始まったのが「いきつけいなか」です。
今回は、日高村の農家さんのお手伝いをしながら、 4日間滞在した島田藍さんの体験レポートをお届けします。
なぜ日高村に来たのか、 どんな出会いがあり、どんなことを感じたのか。
実際に地域に入り、手を動かして過ごしたからこそ見えた、リアルな日高村での時間を綴っていただきました。
“食材があるのが当たり前”になっていた自分への違和感から、農業へ興味を持つように
現在は埼玉にあるゲストハウスのカフェスタッフとして働いています。
それと並行して月に数回、無農薬で色々な野菜を育てる農家さんでアルバイトをしています。
ゲストハウスで働いている内に、様々な地域やその地で生きる人の暮らしに興味を持つようになり、今は暇さえあれば、気の赴くままに気になる地へ足を運んでいます。
これまで飲食の仕事をしてきて、食に携わる人が食物がどのように作られるかを知るべきではないかと思うようになりました。
飲食店で働いていると、食材が手元にある事が当たり前で、食材一つ一つに向き合う時間など一切なく、ロスが出てもいつの間にかそれを捨てる事に何の抵抗も無くなっている自分がいました。
食べ物の大切さを感じられなくなっている事が悲しいなと思うようになって、徐々に農家さんのお仕事に興味を持つようになりました。

食を生み出す職業である農家さんのお仕事を様々な地に赴いて体験しながら、今はこれからどんな方向へ進んでいこうか模索中です。
そんな中、日高村の地域おこし協力隊OGの村上さんとのご縁で日高村を知り、日高村の魅力的なお話を聞いて行ってみたいと思い今回訪れました。
また、昨年柏井さんのいちごを購入させていただき、私の働いているゲストハウスのカフェで使わせてせていただきました。
実際にそのいちごがどのようにして出来ているのか、どんな方が作られているのかなど知りたいと思ったのも理由の一つです。
◯1日目
フルーツトマト農家のひだか國森農園さんのお手伝い
午前中はフルーツトマトの収穫、午後は下葉をとる作業をしました。
私の中では真っ赤に熟れたトマトを収穫するイメージでしたが、実際には売り場に並ぶまでの日数などを考慮してまだ色付きが浅いものを収穫しました。季節の気温の変化によって微妙な色の変化を判断して収穫するようで、色の判断が難しく経験が必要な作業だなぁと感じました。
80mほどあるビニールハウスの中にはたくさんのトマトの苗が植わっていて、それを全て手作業で行う農家さんは本当にすごい…
数名いらっしゃる他のスタッフさん達も黙々と作業をされていて、尊敬しかありませんでした。
作業中にトマトの苗越しに従業員さんとすれ違うと「ちゃんと水分とってなー!」「飴ちゃん食べなー!」ととにかく優しく気にかけてくれて、とても温かい方達ばかりでした。
休憩時間にはレアなセブンイレブンの移動販売車が来て、スタッフのおばちゃんが色々買ってくれました(笑)

◯2日目
イチゴ農家の柏井スマイルファームさんのお手伝い
午前中はいちごの伸びたツルを植え付けて株を増やす作業。余分な花や実などをとる作業をしました。午後はシャインマスカットの誘引とつるとりの作業。
素人の自分にはどれが不要ないちごなのか、どの花を残しておくべきか判断がとても難しかったのですが、柏井さんが丁寧に教えてくださり作業する事ができました。
柏井さんがとっても優しくてかわいらしくて終始平和な時間が流れていました。
一つ一つの作業がとても細かく地道なもので、でもそれを怠ると良いものはできないという農業の繊細さのようなものを感じました。
作業がひと段落ついてから、柏井さんが一緒にお昼をと誘って下さり近くの村の駅へランチへ。こんな風に地元の方と一緒にご飯を食べたり出来るのも、いきつけいなかの体験の魅力の一つだなぁと感じます。
自分1人で旅行をするだけでは深く関わることの出来ない地元の方との交流の時間をもてたことが、私にとってとても良い経験になりました。
午後、シャインマスカットの誘引作業などをしていると畑近くのご近所さんがこんにちは〜と気さくに挨拶をしてくれました。
その日は太陽が出ていて暑かったのですが日焼けしちゃうよと首に巻くためのタオルをわざわざ私にくれて、なんとも優しい方!!と心温まる出会いもありました。
日高村で出会った方は気さくな方が多い印象で、みんな明るい!
初めて会った方でも気負わず話せる感じが心地よかったです。

人、自然、リアルな暮らしに触れて「また来たい!」日高村
今回、初めての四国!初高知!でいきなり日高村に伺いましたが、自然豊かな環境でありながら程よい近さに都会もある、とても魅力的な場所だなと感じました。
ひたすら田んぼが続く道を自転車で颯爽と走ったり、とてつもなく広い茶畑を眺めたり、初めて改札の無い駅に出会って電車の乗り方が分からなかったり(笑)
自然を満喫しながら地元の方と関わる事が出来てよかったです。次回は仁淀川に入れる季節に是非伺いたい!!

今回は数日しか滞在できませんでしたが、初めての経験がたくさんあって、穏やかに流れる時間がとても好きでした。
夜にはトマト農家さんやお友達とご飯会をしていただいて、日高村でのリアルな暮らしや、色々なおもしろエピソードを聞く事ができとても楽しい時間でした(笑)
改めてお世話になった農家さん、訪れた先で出会った方々、本当にありがとうございました!
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