【2025年スパ関】クラフトビール醸造所立ち上げ準備中! 事業立ち上げのプロ森本さんによる壁打ちのレポート
2026.02.05
2023年7月から高知県日高村で始まった「スーパー関係人口創出メンター制度(通称:スパ関制度)」とは、地域課題解決に必要な 「ナレッジ」や「スキル」や「つながり」を持つ県外在住のプロフェッショナルな方に関わってもらい、地域おこし協力隊の事業を支援してもらう仕組み。
その仕組みを利用して学びを促進する『実践型・ワークショップ会』をスタートしました。
事業立ち上げのプロで国内外150以上のブルワリー直営店を訪問するなど、クラフトビールに関する幅広い知見とネットワークを持つ森本 健介さん。の講座では、クラフトビール醸造所「BRAVE & BRAW」の立ち上げ準備中のケルビー咲野さんの事業を題材に壁打ちを行いました。実際に講座を受け、事業にどのような変化があったのか、ケルビー咲野さんのレポートを紹介します。

自己紹介
こんにちは。
スコットランド人の夫・ジョンとクラフトビール醸造所の開業を目指している、ケルビー咲野(さきの)です。
私たちは、私の出身地である高知県日高村で醸造所をオープンすべく、2022年夏に協力隊に着任しました。
協力隊活動中は、高知県仁淀川町にあるムカイクラフトブリューイングでの研修(ジョン)、県内外の醸造所視察、レシピ開発、土地探し、事業計画や資金調達などに奔走しました。
そして、協力隊を卒業した現在、500Lのマッシュタン(仕込み槽)を備えた醸造所を村内に建設中です。

スパカンメンター森本さんとの出会いは、CLS高知
今回のスパカンメンターの一人である森本健介さんに出会ったのは、約200人の参加者が集まるCLS高知でした。
CLS高知とは、コミュニティリーダーズサミット(Community Leaders Summit)高知の略で、全国から起業家やコミュニティ運営者が課題先進県である高知に集まり、それぞれの体験談や課題、解決方法について共有したり議論したりするイベントです。私もこれまで3回参加しています。
森本さんとは、そのCLS高知の名物コンテンツ、グループディスカッションにて一緒になったのでした。森本さんが私の名札に「クラフトビール醸造所立ち上げ中」と書いてあったのに気づいてくださったこと。ビールの話で会話が盛り上ったこと。そのあとの交流会でもご一緒させてもらったこと。
それを日高村のnosson小野さんに話すと、小野さんも森本さんとお友達ということが判明。
まさしく「きっかけはCLS高知」で、今回のスパカンへと繋がっていったのでした。
▼CLS高知についてはこちら
https://www.cls-kochi.com/aboutus/
森本さんと仲間の力を借りて、事業計画に磨きをかける
私も夫のジョンも、これまでのキャリアで経営やマーケティングに携わったことはありません。醸造所で働いた経験もゼロ。事業計画なんて、書いたこともなければ見たこともない。協力隊として活動を始めたころは、そんな状態からのスタートでした。
そんな未熟な私たちでしたが、これまでの歴代スパカンメンターや勉強会の仲間に支えられて、なんとか事業計画を書き上げました。そしてそれを持って向かったのは、銀行。これまで事業をやったことがない私たちにとってはハードルが高いと思われていた融資も、取り付けることができました。さらに国の交付金の採択も得て、いよいよこれから醸造所の建設が始まろうとしていました。
そんなタイミングで迎えた今回のスパカンでは、私たちのクラフトビール事業を題材に、ブランディングや販路開拓、体験・コミュニティ戦略について再考することになりました。私たち視点では、森本さんと他の参加者とそれらの切り口でビール事業の見直しやアイデア出しを行い、他の参加者視点では、それらの考え方を各々の事業計画の精査に生かすという構造で、3回のワークショップに参加しました。
▼スパカンの様子を取材していただきました(6:38~)
日高村で復活栽培している土佐の伝統野菜『土佐八升豆』の秘密を探る【高知】(2025年10月24日掲載)
再認識した仲間づくりの重要性
私たちは、人口減少社会に暮らしています。そして、超高齢化による構造的な自然減と若年層流出による社会減が重なり合い、全国でもトップクラスの深刻度で人口減少が進行しているのが、私たちが暮らすこの高知県です。
そんな場所で事業を興すというのは、ある意味「不正解」なのかもしれません。
また、高知県で稼働しているクラフトビール醸造所は、この記事の執筆時点で7カ所ありますが、日本全国で見るともうすぐ1000に届きそうな勢いで、日本のクラフトビール市場はもはやレッドオーシャンと言う人も少なからずいるでしょう。
ただ、若者の酒離れが著しいと言われる昨今、日本のビール市場ではクラフトビールだけがシェアを伸ばしているというのも、また事実。
そんな中で新たに醸造所を立ち上げ、選ばれる醸造所になるには何が必要か。
言うまでもなく、おいしいビールをつくるのは絶対条件です。でも、おいしいビールがあれば人は来るという考えは、捨てなければいけない。これまでの勉強会で、私たちはそう学んできました。
今回のスパカンで再確認できたのは、おいしいビール以上の価値をどうお客様に提供するか。そして、私たちにはその価値を共創する仲間が必要だということです。
スパカン参加者にはクラフトビールを普段飲まない仲間も多いのですが、クラフトビールがいろんな業種とコラボできて、人を呼び寄せる起爆剤になりうるということを、今回の森本さんの講義を通して仲間と共有できたことがとても嬉しかったです。

今回のワークショップで仲間からもらったアイデアが、私たちの宝物、そしてお守りになると確信しています。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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建設中のクラフトビール醸造所BRAVE&BRAWの情報はこちら
▼Website
https://braveandbraw.com/
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2026.02.18