・高知県日高村地域おこし協力隊としての募集
・活動期間は1年以上最長3年
・地域活動を通じた起業にかかる取り組み
パスタやピザがいただける情緒たっぷりの古民家レストラン。営むのは、東京都出身の岡嘉彦さん。オーストラリアやアメリカ、ニュージーランドなどさまざまな国で料理の腕を磨き、2019年2月に日高村に移住、その翌年店をオープンした。日高村を新拠点に選んだ決め手は「世界各国で修行やレストラン経営をしてきましたが、結果的に日本の中でも特に高知県の食材が世界一だと感じたから」。地元食材をふんだんに使った見目麗しい品々が評判を呼んでいる。
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今回募集する仕事内容を教えてください。
ビアガーデンを一緒に立ち上げながら、ノウハウを学びつつ、一緒に起業の準備をしましょう!
「田舎で起業をして定住したい」そう思っている方が実現できるように、私がサポートをできたらと思っています。
自分自身、移住し「村の小さな台所おきな」をオープンしてから、今年で約5年目になりました(2025年3月現在)。オープンするまでも、オープンしてからも正直に言うと、とても大変なことはたくさんありました。
だからこそ得られた田舎で起業をするために必要な、マーケティング、地域の人々との繋がりなど得たこともたくさんあります。その全てを伝授できたらと思います。
実は地元の人々から「ビアガーデンをやってほしい」とのお声をいただくことが多くて、その声に応えたいと思い、構想を練っています。私と一緒に1からビアガーデンを作りつつ、完成後のビアガーデンでライブイベントを企画したり、レストランや宿の手伝いもしたり……。事業に幅広く関わっていただきたいです!
その時間を経て、地方との関わり、人との繋がりを広げ、ご自身のやろうとしている事業に生かして、準備をしていただきたいと思っています。
地域おこし協力隊に求める人物像は?
飲食店に限らずどんな分野でも“本気で田舎で起業したい人”。
何かやってみたいことがある人も、これからやりたいことを探す人も大歓迎です。
海外や東京、日高村といろんなところで飲食店を経営して培った知識や経験を、協力隊の3年間で全て伝えたいと思っています。お店を経営するうえで、大変なことや苦労したことがたくさんありました。もちろん自分で壁を乗り越えることも必要ですが、経験する必要のない苦労もいっぱいあったなぁと。何かやりたいことがある人が、最短で夢を叶えられるサポートをしたいと思っています。
強いて求める人物像を挙げるなら、何かをやってみようという思いが強い人。何かしらの強い思いが見えれば、こちらも教えられることがさらに増えるかもしれません。
どんな思いを持ってお店をされているのですか?
地域の皆さんに喜んでいただける場所でありたい。
県外の方はもちろんですが、地元の方に喜んでもらえる料理を提供したいと思っています。日高村はトマトが名産ですが、トマト以外の食材もとにかく豊富なんです。
すぐ近くのおじいちゃんやおばあちゃんが栽培した野菜を積極的に使っています。食べられたお客さまが「これ美味しい!どこで買えるの?」と尋ねられた時に、ご紹介できるのが嬉しいです。
宿もされているんですね。
レストランのすぐ横で一棟貸しをしています。
お店の隣の土地を購入し、アメリカにいたころの思い出の家のイメージを、反映させた宿です。
妻の夢でもありましたし、ディナーのお客さまに気兼ねなくお酒を愉しんでいただきたかったんです。また、テラスでは本場アメリカで学んだ本格的なBBQが楽しめます。たまに、常連さんからのリクエストで、我が家の定番メニューの串揚げや焼き鳥を一緒に楽しんでいただくこともあります(笑)。
「今日泊まれる?」という気軽さでふらりと立ち寄れる、実家のような宿を目指しています。
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- 募集対象
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(1)令和7年4月1日現在の満年齢が20歳以上になる方で、下記のいずれにも該当する方
(2)3大都市圏の都市地域、政令指定都市等(過疎・山村・離島・半島等に該当しない市町村)から転出し、日高村内に居住し、住民票の異動ができる方
(3)普通自動車運転免許を取得している方、又は取得見込の方
(4)日常的にパソコンを使用し、電子メール等情報の送受信ができる方
(5)住民と協調して集落や地域を元気にするために精力的に活動できる方
(6)協力隊員の期間終了後、日高村に定住し就業しようとする意志のある方
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- 募集人員
- 予定 若干名 / 日高村内に勤務
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- 身分
- 会計年度任用職員(地方公務員法第17条及び22条の2)
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- 雇用期間・雇用形態
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日高村長が委嘱する。委嘱日から令和8年3月31日まで
(2年目以降は、活動評価により年度単位で更新し、最長で委嘱日から3年まで延長)
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- 勤務日及び勤務時間
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(1)勤務日:原則として週31時間もしくは週4日間
但し、業務内容により変更する場合もあります。
(2)勤務時間:原則として8時30分~17時15分(1日当たり7時間45分)
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- 報酬
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月額 194,880 円
一時金有り(期末手当:6月、12月に各1.2月分 計2.4月分)
*報酬及び一時金については、日高村役場行政職員の報酬にかかる規定に応じて年度ごとに調整がある可能性があります。
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- 待遇・福利厚生
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(1)住居は、移住担当者が村内の空き物件を紹介します。
家賃の一部については村が負担します。(月額3万円上限)光熱水費等は協力隊員の負担です。
(2)健康保険・厚生年金・雇用保険に加入します。
(3)年次有給休暇は1年間に10日です。
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- 応募手続
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(1)募集期間 令和3年2月17日(水)~定員に達するまで随時募集
書類が到着し順次、第1次選考を実施します。
(定員数については令和3年度予算に応じて調整があります)
(2)提出書類(提出された書類は返却しません)
①「地域おこし協力隊」隊員応募用紙
②履歴書(市販のもので可・直筆及び写真貼付(Word等活用も可)
③地域おこし協力隊活動についての作文(A4で書式自由、ワープロ可)「地域おこし協力隊に活かしたい私の能力」「3年間の活動目標」等について1,000字程度にまとめてください。
(3)提出先等 日高村役場企画課まで
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- 選考
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(1)第1次選考
書類選考のうえ、結果を応募者に後日文書で通知します。
また、合格者には2次審査の案内を電話で通知します。
(2)第2次選考(面接)
① 対象第1次選考合格者について面接を行ないます。
② 日時:第1次選考合格者と打ち合わせのうえ、日時を決めます。
③ 場所:原則として日高村役場(原則、来村しての面接ですが、コロナ禍を鑑み、オンライン等の対応も調整いたします)
(3)最終選考結果の通知
合否については、文書で第2次選考参加者に通知します。
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- その他
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(1)応募者がいない場合や、合格者不在の場合は募集期間を延長します。
(2)兼業を希望する場合、村長への届出により認められることがあります。
(3)募集期間内でも、状況により期間満了前に締切る場合があります。
(4)協力隊個人への活動にかかる補助金制度もあります。