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地域おこし協力隊 / ~3年

クラフトビールやハム、タコスなど
食品加工に必要な知識を学べる!
地域でオリジナル食品作りたい人募集

日高村役場

いきつけ度

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地域で古民家カフェを経営したい!
地域の新しい特産品を作ってみたい!
自分が作った野菜を加工品として販売したい!
でも、“食”を専門的に学んだことないし、何から始めていいかわからない…
そんな人の一歩を応援します。

日高村のフリーミッション型の地域おこし協力隊として、
「食品学」や「食品ビジネス」などを専門的に高知大学で学びながら、
地域で挑戦してみたい人を募集します。

※高知大学次世代地域創造センター・土佐FBC人材創出事業 特任教授 富 裕孝先生(高知県HACCP審査員、元高知県機能性表示食品支援員)にお話しを伺いました。
『土佐FBC』の公式HPはこちら>

募集職種

・高知県日高村の地域おこし協力隊としての募集

・活動期間は1年以上最長3年

・“食”に関わる事業の立ち上げを目指している方、加工食品の開発をしたい方向け

日高村のフリーミッション型の地域おこし協力隊として、高知大学の食品産業を担うリーダーを育成する教育プログラム『土佐Food Business Creator (以下略 土佐FBC)人材創出事業』を1年間、受講しながら事業の立ち上げを目指す。

・毎週火曜・金曜18:00~21:00(変動あり)

Q&A

  • 日高村の地域おこし協力隊で土佐FBCを卒業した方は、現在どのような活動をされていますか?

    お肉の加工品、タコス、クラフトビール、もへい餅などを開発・販売。

    今のところ日高村の地域おこし協力隊として、土佐FBCを受講した卒業生は4人います。

    1人目は古民家カフェを経営している岡さん。卒業後、彼は四万十ダバダ栗豚やはちきん地鶏など高知の食材を使ったベーコンやハムなどの加工品を多く開発し、今ではお店のお持ち帰り商品やふるさと納税の返礼品にもなっています。

    2人目は本場のタコスをキッチンカーで販売を目指していた都筑さん。現在、自ら栽培した地キビを使ったトルティーヤのタコスを作り、日曜市やイベントなどで販売を実現されています。

    3人目はビール醸造所の立ち上げを目指している髙羽さん。自然で採取した酵母と、有機栽培の原料を使った“ナチュラルビール”を造るため、現在も研究中のようです。

    4人目は日高村の伝説である忍者茂平と、五平餅を掛け合わせた“もへい餅”を新たな特産品にしようとしている河合さん。改良を重ねながら、日高村で作った落花生や味噌を使用した“もへい餅”を作り、実際に様々なイベント等で販売をされています。

    このように『食品』とひとことで言っても、それぞれ作ろうとしているものは様々。個性豊かな地域おこし協力隊の方が受講されていました。

    土佐FBCが立ち上がった経緯を教えてください。

    高知の豊かな食材の良さ、おいしさを、もっと全国に届けたい。

    山と海に囲まれた自然豊かな高知県は、豊富な食資源にも恵まれています。しかしその多くは生鮮品のまま県外に出荷されており、高知県の食料品加工指数が全国で46位…「高知の豊かな食材の良さやおいしさを、もっと全国に届けたい」という想いから、高知で製造・加工技術からマーケティングまで身につけた人材を育成する、土佐FBC(土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業)を立ち上げました。

    食品加工について学べる土佐FBCでは、具体的に何を学ぶことができますか?

    加工食品を開発・販売するに当たって必要な知識の全てを体系的に学ぶことができる。

    「食品学」「食品ビジネス」「マーケティング」「食品管理」など、加工食品を開発し、販売するに当たって必要な知識を体系的に学ぶことができます。

    例えば、食品に含まれる成分が人間の体にどのような影響を与えるのかという、食品の機能性を化学的に学ぶ講義。
    感覚的な味や匂いを数値化し分析したデータを、商品開発に活用していく方法を学ぶ講義。
    どんな売り場でどのような人を対象に売りたいのか市場調査をし、戦略をたてていくマーケティングを学ぶ講義。
    どんな売り場でどのような人を対象に売りたいのか市場調査をし、戦略をたてていくマーケティングを学ぶ講義。
    食中毒の原因や予防方法など、品質管理の仕方を学ぶ講義。

    これらはまだ一部ですが、このように幅広く学ぶことができます。中でも品質管理の講義は、食品会社で品質管理をしているプロの方からも「受けてよかった!」と言ってもらえるほど、レベルが高い講義です。

    実習では、どのようなこと学ぶことができますか?

    食品の成分分析や、衛生管理の技術。

    手を洗うとどれくらい手がきれいになるのか、また目で見て汚そうなところに本当に大腸菌がいるのかどうかなどを、実験キットを使用して実際に実験をしながら、衛生管理の基礎を学ぶことができます。

    以前、このような実習は高知大学で行っていましたが、現在はオンライン形式へ移行しました。

    高知県内の受講者が多いですが、岡山や大阪などの県外、さらには香港からの受講者も増えてきているんです。そのために、今は国内の方のみですが自宅に実験キットをお送りし、場所にとらわれずに実習を受けることが可能になりました。

    協力隊以外にはどのような方が受講されていますか?

    “食”に関わる仕事をしていこうとしている方。

    具体的には、NPO法人の事務局長で、規格外のトマトを活用した商品の開発を目指している方、高知のジビエを使った加工品を開発しようとしている方、食品会社に勤めており品質管理や商品開発のスキルを向上させるための研修として受講されている方などがいます。

    受講者は職業も、住んでいる場所も、目指している方向も多岐にわたりますが、基本的に将来“食”に関わる仕事をしていこうとしている方々が受講していますね。

    土佐FBCの1番のおすすめポイントを教えてください。

    受講中も卒業後もそれぞれの分野の専門家に相談ができる環境。

    土佐FBCの1番のおすすめポイントは、一方的に学ぶだけではなく、開発をしていく中で悩んだり、困ったりした際は、それぞれの分野の専門家である教員に個別相談ができる環境が整っていることです。

    受講者は売りたい場所や対象、取り扱う食品も多様で、1人ひとり必要な支援も異なります。

    例えば、高知のジビエを使った加工品を開発した方には、ジビエ肉には細菌がついている可能性が高いため菌検査や品質管理について、どのように進めるべきかサポートしたり、ハーブを使用した抗菌性スプレーアロマを開発した方には、抗菌効果の測定方法を提案したり。

    受講者の目指す方向に合わせて、幅広い分野の相談を受け、必要な支援を行っています。

    さらに受講期間中だけでなく、卒業後も相談を受け付けている点も魅力です。実際に100時間以上も相談されている方もいました(笑)

    このような環境があることで卒業生の多くが、商品を開発し販売するまで実現したり、食品メーカーなどで活躍したりしています。実際に土佐FBCは15年間で714名の人材を排出し、経済波及効果は累計103億円規模に達しました。

    どのような教員から学ぶことができますか?

    さまざまな分野の専門家である教員から学ぶことができます。

    富 裕孝(食品機能/品質管理)

    食品機能性や品質管理を専門にしています。機能性表示食品の開発から品質の確保まで、幅広いサポートが可能です。国内だけでなく、タイ・ラオス・韓国・中国などで研究開発の経験と人脈があり、様々な情報交換が可能です

    松田 高政(マーケティング/事業計画)

    マーケティングや事業計画を専門にしています。開発した商品の売り場となる高知県のスーパーマーケットなどの店舗と繋がりがあるため、売り場に合わせた商品開発やコラボ提案などを行います。

    また、国際的な繋がりも持っており、海外展開を考えている方には販路の紹介も行うことができます。

    韓 力(食品分析)

    食品分析を専門にしています。また中国に人脈を持っており、原料の輸入や販路についてもアドバイスが可能です。食品分析や国際的な展開にも興味をお持ちの方はサポート可能です。

    宮村光彦(天然物化学/臨床研究)

    元医学部の教授で、天然物化学や臨床研究を専門にしています。天然物化学の効能や漢方などに詳しいです。また、臨床試験を実施したい方に対してのサポートも可能です。

    入門コースと本科コースがありますが、違いは何ですか?

    講義の数、オンデマンドで受講可能かどうか、取得できる資格の3つが異なります。

    入門コースは、忙しくて本科コースを続けられる自信がないという方や、お試しで受けてみたいという方が受講されています。大きな違いは3つです。

    1つ目は、講義の数。本科コースは週2回(火曜日・金曜日)の18:00~21:00に講義がありますが、入門コースは本科コースの座学の講義の中の8講義(25.5時間)のみを受講します。

    2つ目は、受講するタイミングを選べるかどうか。本科コースは疑問点があればその場で質疑応答ができるように、必ずリアルタイムで受講する必要がありますが、入門コースはオンデマンドで受講することが可能です。

    忙しくてリアルタイムでの受講が難しくても、自分のタイミングで動画を見て、レポートを提出することで出席になります。

    3つ目は、取得できる資格。本科コースを受講した方は、受講後に国家戦略・プロフェッショナル検定「食の6次産業プロデューサー(食Pro.)」のレベル3受験資格を取得可能です。

    入門コースを1年受けた翌年に、本科コースを受講される方も多くいます。どちらを受講するか迷った場合は、相談を受け付けているので土佐FBCへ気軽にご相談ください。

職種条件

  • 募集対象
    (1)令和6年4月1日現在の満年齢が20歳以上になる方で、下記のいずれにも該当する方
    (2)3大都市圏の都市地域、政令指定都市等(過疎・山村・離島・半島等に該当しない市町村)から転出し、日高村内に居住し、住民票の異動ができる方
    (3)普通自動車運転免許を取得している方、又は取得見込の方
    (4)日常的にパソコンを使用し、電子メール等情報の送受信ができる方
    (5)住民と協調して集落や地域を元気にするために精力的に活動できる方
    (6)協力隊員の期間終了後、日高村に定住し就業しようとする意志のある方
  • 募集人員
    予定 若干名 / 日高村内に勤務
  • 身分
    会計年度任用職員(地方公務員法第17条及び22条の2)
  • 雇用期間・雇用形態
    日高村長が委嘱する。
    (2年目以降は、活動評価により年度単位で更新し、最長で委嘱日から3年まで延長)
  • 勤務日及び勤務時間
    (1)勤務日:原則として週31時間もしくは週4日間
    但し、業務内容により変更する場合もあります。
    (2)勤務時間:原則として8時10分~17時15分(1日当たり7時間45分)
  • 報酬
    月額190,320円
    一時金有り(期末手当:6月、12月に各1.2月分 計2.4月分)
    ※報酬及び一時金については、日高村役場行政職員の報酬にかかる規定に応じて年度ごとに調整がある可能性があります。
  • 待遇・福利厚生
    c(1)募集期間 令和5年12月1日(水)~定員に達するまで随時募集
    書類が到着し順次、第1次選考を実施します。
    (定員数については令和3年度予算に応じて調整があります)
    (2)提出書類(提出された書類は返却しません)
    ①「地域おこし協力隊」隊員応募用紙
    ②履歴書(市販のもので可・直筆及び写真貼付(Word等活用も可)
    ③地域おこし協力隊活動についての作文(A4で書式自由、ワープロ可)
    「地域おこし協力隊に活かしたい私の能力」「3年間の活動目標」等について1000字程度にまとめてください。
    (3)提出先等 日高村役場企画課まで
  • 応募手続
    (1)募集期間 令和5年12月1日(水)~定員に達するまで随時募集
    書類が到着し順次、第1次選考を実施します。
    (定員数については令和3年度予算に応じて調整があります)
    (2)提出書類(提出された書類は返却しません)
    ①「地域おこし協力隊」隊員応募用紙
    ②履歴書(市販のもので可・直筆及び写真貼付(Word等活用も可)
    ③地域おこし協力隊活動についての作文(A4で書式自由、ワープロ可)
    「地域おこし協力隊に活かしたい私の能力」「3年間の活動目標」等について1000字程度にまとめてください。
    (3)提出先等 日高村役場企画課まで
  • 選考
    (1)第1次選考
    書類選考のうえ、結果を応募者に後日文書で通知します。
    また、合格者には2次審査の案内を電話で通知します。
    (2)第2次選考(面接)
    ① 対象第1次選考合格者について面接を行ないます。
    ② 日時:第1次選考合格者と打ち合わせのうえ、日時を決めます。
    ③ 場所:原則として日高村役場(原則、来村しての面接ですが、コロナ禍を鑑み、オンライン等の対応も調整いたします)
    (3)最終選考結果の通知
    合否については、文書で第2次選考参加者に通知します。
  • その他
    (1)応募者がいない場合や、合格者不在の場合は募集期間を延長します。
    (2)兼業を希望する場合、村長への届出により認められることがあります。
    (3)募集期間内でも、状況により期間満了前に締切る場合があります。
    (4)協力隊個人への活動にかかる補助金制度もあります。

お世話してくれる人

近いいけつけ度

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