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【講座レポート】地域を魅力的に発信したい! 日高村の地域おこし協力隊が企画した写真講座。

2026.03.09

高知県日高村の地域おこし協力隊には、日高村のためになる活動に使える「活動補助金制度」があります。

過去には、スキルアップのための協力隊や村内事業者向けの講座開催、起業のための資格取得、地域活性のためのイベント開催などに活用されてきました。


今回は、NPO法人日高わのわ会に勤務しながら、仁淀川をテーマにしたレジンアーティストとして活動中の地域おこし協力隊・松島多実子さんが、この活動補助金を活用して写真講座を企画しました。

講師として招かれたのは、高知県で活躍するカメラマンの前田実津さん

実際に撮影をしながら写真の基本を学んだ、講座の様子をお届けします。

「もっと魅力的に発信したい」と思ったのがきっかけ

松島さんがこの講座を企画したのは、日高村に移住する前に先輩の地域おこし協力隊がカメラ講座を企画していたと知り、自分も受けてみたかったなと思ったのが最初のきっかけだったそうです。


さらに、普段の活動の中でも写真の大切さを感じていたといいます。

「最近SNSのリール動画を編集担当することがあるのですが、その中で“わのわ会のSNS発信ももっと魅力的にできるのではないか”と感じていました。だったら、みんなで写真を学ぶ機会をつくれたらいいなと思い、今回の講座を企画しました」(松島さん)

NPO法人日高わのわ会の公式Instagram>

写真を見た人に「何を感じてもらうのか」を想像しながら撮る

講座ではスマートフォンでも実践できる撮影のコツや、光の取り入れ方などを実践形式で学びました。

松島さんが特に印象に残ったのは、「人を撮るときのコミュニケーション」についての話。

「人を撮影するときは、ただ撮るだけではなく、相手とのコミュニケーションや質問力が大切だと学びました。声かけをすることで相手がリラックスして、自然で良い表情を引き出せることを実感しました」(松島さん)

カメラの設定や技術だけでなく、人との関わりが写真の表情を変えるということを体感する時間でもありました。

今回の講座では写真を見る人の視点についても学びがあったといいます。実際に講座で前田さんの指導を受ける前と、受けた後の写真の変化です。

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beforeは全てにピンとが合っていますが、afterでは奥のお皿とコップをぼけさせることによって、一番見せたいスコーンやパンに目が自然といくように変化しました。

「カメラの知識や技術だけでなく、写真を見る人がどのように感じて、どんなことを想像するのかを考えて撮る視点も大切。

ただ綺麗に撮るだけではなく、その写真を見た人がどんな情景を思い浮かべるのか。
そんな視点を意識することで、写真の伝わり方は大きく変わるという発見がありました。

これからはその視点も意識しながら、SNS発信や活動の記録などに活かしていきたいと思います」(松島さん)


講座への参加者の声

参加した方からも、さまざまな気づきや学びの声が聞かれました。

「『光の入り方で商品がどんな表情になるのか』など、今まで写真撮るときに考えたことなかったことばかりでした!」(協力隊OG・尾崎さん)

「スマホやカメラなど、持っているのに使いこなせていないというのは頭でわかっていても、写真の撮り方を学ぶことになかなか時間を割けずにいました。これから商品の写真をどんどん撮っていくことになるので、その前にこの講座で基本的なことを学べてよかったです。いつものSNS投稿へのモチベーションも上がりました」(協力隊OG・ケルビー咲野さん)

「これまでは何となく『いい感じ』『美味しそうに見える』とぼんやり写真を撮っていましたが、スマホに入っている沢山の機能や、光の取り入れ方を教えていただき、とても勉強になりました! 撮影時間に撮った写真は今までで一番綺麗で美味しそうに撮れたので『自分でもできそう』と自信がつきました! いつも統一感がなく悩んでいた点も解消されたので、たくさん撮影して自分のカラーを見つけていきたいと思います! 」(協力隊・小島さん)

「この3つが印象的で今後意識して撮ってみたいと思いました!
・スマホのカメラに知らなかった素敵機能(しぼり)がある事を知れた。
・逆光はダメと思い込んでいたけど、逆光で透明感を演出できるという事。
・見る人にどんなシーンをイメージさせたいか、など意図を持って撮影する事。」(協力隊OG・遠藤さん)


今回の写真講座は、松島さんの「魅力的に発信をするために、写真のことを学びたい」という思いから実現した企画でした。日高村では、地域おこし協力隊が活動費を活用しながら、自分たちの活動に必要な学びを取り入れることができます。

そうした学びが、SNS発信や地域の魅力発信にもつながっていくのかもしれません。

日高村は誰かの「やりたい」を応援することで、結果的に地域が元気になっていく。協力隊一人ひとりの挑戦が、地域の新しい魅力を生み出しています。

地域の活動日誌

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