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【イベントレポート】昼スナック紫乃ママと語る 「真面目すぎるミドル女子たちへ贈るキャリアの処方箋」

女性にとって40〜50代は、キャリアも私生活も転機を迎える時期。仕事・家庭・介護......。多くの役割をこなしながら、体調の変化も起こってきます。そんな働く女性を応援する企画を、「いきいきソーシャルアクションプロジェクト」が初開催しました。

「いきいきソーシャルアクションプロジェクト」とは高知県日高村の地域おこし協力隊OGが立ち上げた一般社団法人nossonが推進する、都会と田舎をつなぎ、だれもがいきいきする社会を目指すプロジェクトです。

記念すべき第1回目のゲストは、キャリア支援のプロであり、「昼スナック」の紫乃ママこと木下紫乃さん。東京の会場には、キャリアや生き方、心とからだのセルフケアについて"もやもや"を抱えた真面目すぎるミドル世代の女性たちが集まり、紫乃ママと一緒に、これからの自分や今抱えている悩みを語り合いました。今回は、そのイベント開催レポートをお届けします。


<ゲスト> 01.jpg
大学卒業後リクルート入社。その後人材育成会社などを経て、2016年中高年のキャリア支援を柱とする(株)ヒキダシを設立。中高年向けキャリア研修講師等のかたわら、様々な人がつながるコミュニティとして「スナックひきだし」を開店。"紫乃ママ"として週1回昼間カウンターに立つ。また多くの昼スナ、夜スナの1日ママやマスターとともに様々な人が交錯する場づくりを楽しむ。社会福祉士。著書「45歳からのやりたくないことをやめる勇気」「会社を辞めて幸せな人が辞める前に考えていること」(共に日経BP社)。


<主催者>03.jpg
広告業に従事。東日本大震災をきっかけに全国でボランティア活動を行い、2016年にNPO法人日高わのわ会でのボランティアを経験したことを機に、2017年に日高村へ移住。高知県日高村を拠点に地域活性に取り組む一般社団法人nossonを設立し、都会と地方をつなぐことで、みんなが"いきいき"とする社会をつくることを目指す「いきいきソーシャルアクションプロジェクト」を主宰。

①メイン企画 ゲストトーク:「真面目すぎるミドル女子たちへ贈るキャリアの処方箋」(紫乃ママ)
メイン企画は、自身も5回の転職、再婚や離婚も経験し、45歳での大学院入学、48歳での「昼スナック」立ち上げと、波乱万丈なキャリアを歩んできた紫乃ママによるゲストトークです。

「うちらにはもっと『不真面目力』が必要じゃ」というのが、最初に紫乃ママから伝えられたメッセージ。「当てはまる」「あ〜」という声が会場でも漏れていたのが、"真面目度診断"でした。

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今の時代の女性は、組織では女性としての活躍を期待され、家庭では「いい母」「いい妻」であることを期待され、社会では結婚することや子どもを産むことを期待されています。SNSを開けば、キラキラと発信する同世代の女性たちが目に入り、「頑張っていても、頑張っていなくても」劣等感を感じやすい時代になっているのかもしれません。

でも、そんな期待に対して、紫乃ママは「知らんがな!」と一蹴(笑)。

「仕事も家も"ちゃんとやる"ことが当たり前になっているプレッシャー」「管理職になる・ならないの葛藤」など、会社・家庭・社会で求められていることに触れながら、「キャリアに正解なんてない。大事なのは自分の『納得感』」というメッセージが繰り返し語られました。「まずはご自愛♡ 自分が満たされないと人に優しくできないし、挑戦もできない。他人は他人。気にしない」。
自分を大切にすることは、わがままでも甘えでもなく、むしろ自分だけではなく周りのためにもなるのだと、紫乃ママは教えてくれました。

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②パネルディスカッション 「私のもやもや、私のいきいき 私たちがこれを立ち上げた理由」(紫乃ママ × nosson )
2つ目の企画では、高知県日高村で「いきいきソーシャルアクションプロジェクト」を立ち上げた小野と、紫乃ママによるパネルディスカッションを行いました。

日高村に移住する前、小野は東京で広告業界の仕事に携わっていました。そんな中で東日本大震災を経験し、「人はいつ死ぬかわからない。だとしたら、死ぬときに後悔しない生き方をしたい」と、"生き方"そのものを真剣に考え始めたと言います。

そこから全国でのボランティア活動や地方との関わりが始まり、最終的に日高村への移住を決めた背景が語られました。
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移住後、職場の先輩が心の不調から自ら命を絶ってしまった出来事をきっかけに、「心も体も、ふだんの食から整えられるものをつくりたい」と考えるようになります。そこで、日高村の特産であるフルーツトマトと、高知の伝統野菜である土佐八升豆を使って、ストレス社会で働く大人が手軽に取り入れられる「トマト豆ゼリー」の開発をスタートさせました。
「課題がいっぱいある地方と都会をつなぐことで、両方の課題を解決して"いきいき"する社会をつくりたい」。そんな想いが、プロジェクトの始まりです。

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パネルの後半では、「どんなもやもやがありましたか?」という問いからスタート。

小野は東京でキャリアを積み重ねながらも、「もっと人のためになる仕事がしたい」という思いが強くなる一方で、地方移住を考え始めたときには、多くの人から「せっかく東京にいるのに、なぜ地方に行くの?」と、心配や反対の声も多かったことを振り返りました。

さらに移住してからは、女性起業家としてイベントに呼ばれると、家庭で子育てしていることを前提に質問されることが多く、「"こうあるべき女性像"を押しつけられるような違和感」も、抱えてきたもやもやの一つだったそうです。
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一方で、「どうやってもやもやしている人の背中を押しているのか?」という問いに対し、紫乃ママは「みんな、自分の中に答えはだいたい持っている」と話します。「小野さんのお話にもあったように、何か新しいことを始めようとするとき、止める人のほうが多いけれど、本当はその人自身が『こうしたい』と薄々わかっているんです」。だからこそ、「相手が心のどこかでかけてほしいと思っている言葉」を返してあげるようにしている、と昼スナックでの関わり方を紹介しました。


小野の「もやもやから一歩踏み出した体験」と、紫乃ママの「周りにもやもやを抱える人がいたときの背中の押し方」を中心にお話しました。「自分に正直に生きること」とはどういうことなのかが伝わる、パネルディスカッションとなりました。

参加者の方からの声「女性として共感できるお話や楽しいお話を聞けたし、普段知り合わないような業種の方々と知り合うことができて、充実した時間を過ごせました」
「紫乃ママも小野さんも素敵な人生を送られており、良い刺激となりました」
「イベントはまずすごく元気が出て、ワクワクしました! 感謝です!」
「やりたいことをやっている人というのは、こんなに生き生きしているんだと思いました」
「明日死ぬかもよと思って生きているので、今日のお話はとても生きる元気をいただきました」
「日高村に行ってみたいです!」

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また会場では、いきいきソーシャルアクションプロジェクトをきっかけに生まれた「悲劇のヒロインになる前のトマト豆ゼリー」の試食もご用意しました。「商品もおいしくて、自然な食べ物で健康になれることも含めてよかったです!」との声もいただき、大変好評でした。引き続き、高知県日高村から都会と田舎をつなぎ、誰もが"いきいき"と過ごせる社会を目指して活動していきます。

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地域の活動日誌

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